書籍購入サービスのご案内

ヴォーカル・インプロヴィゼイションとは、歌詞を歌わずに声(ヴォイス)でソロをとることです。歌詞を伝える役割のヴォーカリストにとっては、言葉の世界から離れ、声の音色やピッチやリズムで自由な表現を楽しむことができます。本書は「急に“ドゥ”や“ヤァ”と歌うのが気恥ずかしい」「手本のメロディもリズムもなく歌うのが不安」と思いがちなヴォーカリストが、管楽器と同じレベルでクリエイティブなフレーズを創れるように目指す総合的なテキストです。

UCLAのジャズ・ヴォーカル教育者Michele Weirによる、200ページ以上の詳細な解説と300以上の譜例、さらに著者に加えてDarmon Meader(ダーモン・ミーダー)、Don Shelton(ドン・シェルトン)による模範歌唱が収録された21トラックの練習用CDが、学習者を強力にサポートします。

“誰かの真似ではない、自分だけの声と表現”をもつシンガーなら誰もが知っている、ヴォーカル・インプロヴィゼイションの可能性と楽しさにあなたも触れてみませんか?ホーン奏者のソロのように、声を自由に使った表現をMicheleと楽しみましょう!

■本書の主な内容
・ジャズ/セオリーの基礎
・インプロヴィゼイション初級編
・インプロヴィゼイション中級編
・インプロヴィゼイション上級編
・インプロヴィゼイションのさまざまな考察
・ヴォーカル・インプロヴィゼイションの学び方

【日本語解説書のレイアウトが英語版と共通になりさらに使いやすく!】

英語版に日本語翻訳解説書が付属した商品です。
日本語解説書のレイアウトが英語版と共通になり　さらに使いやすく!
ジャズ・シンガーとして必要な内容を「アーティストリー(芸術)」と「マスタリー(技術)」の2つの側面から、分かりやすく効率的にまとめた教本。前半のアーティストリーでは、まず歌詞を通して感情を表し、伝える芸術的側面について解説。歌詞のもつストーリーを聴き手に届けること/特定の語句の強調/印象を強める雰囲気づくり、メロディを装飾する方法など、具体的なアイディアを譜例とともに示しています。後半のマスタリーは、曲の決定/リード・シート/アレンジ/リハーサル/シットインについてなど、実践的な内容です。

さらに巻末のAppendixには、主要コードと使用可能なテンションの一覧/シンガーとして知っておくべき情報/参考になる書籍やソフトウェアのリスト/基礎的なハーモニック・セオリーの復習/ジャズの世界で頻繁に使われる用語辞典などが含まれています。

付属CDには、掲載されているスタンダード・チューンのプレイアロング(多くの曲は2つのキーで録音されており、自分の声域にあわせて使い分けできる)と、本文中で説明されているパフォーマンスやアレンジで使えるアイディアが模範演奏として収録されています。

【ジャズ・ヴォーカルのソロ・テクニック“ソロのフレージング’と“スキャット’を同時に身につける!】

セッションなどで演奏する機会が多い有名スタンダード曲やブルースなど、定番のコード進行/曲の形式を基にしたエチュードを全21曲掲載。全曲の模範演奏とマイナスワンをそれぞれ別トラックに収録した2枚組CDになり、さらに使いやすくなりました。

本書(日本語版)のみの特典として、全エチュードの楽譜に、模範演奏で歌っているスキャットの発音が書き込まれています。そのため、英語が母国語ではない日本のジャズ・ヴォーカル学習者でも、発音しやすくなっています。

■本書と付属CDの使い方
・模範演奏トラックを聴きこむ
・楽譜通りに唱法のトレーニングをする
・楽譜のみを使って読譜練習をする
・CDから採譜してイヤー・トレーニングをする
・オリジナルのソロ・フレーズを創る

本書の特徴は、あくまでもジャズ・ミュージシャン的な視点から導き出された実践的な内容にありますが、難しく考えすぎる必要はありません。ジャズを初めて歌う、ジャズ・ヴォーカルってどんなもの?という初心者から使うことができます。
もちろん、ある程度キャリアのある中級者、プロを目指す上級者にとっても非常に役に立つ内容です。

歌の練習を目的とする場合にも効果的な本ですが、ジャズ・ヴォーカリストに必要な知識、ジャズ・ヴォーカリストとしての心構えなどを読むだけでもかなりためになるでしょう。

多くのジャズ・ヴォーカリストが疑問に思っていることや、知りたいと思っていることについてわかりやすく解説されており、レベルを問わず、すべてのヴォーカリストにおすすめします。

■本書の主な内容
・ジャズ・スタンダードを歌うための具体的な手引き(選曲、移調方法、アレンジ、その他)
・パフォーマンスについて (どこで/どのようにパフォーマンスをするのか、ステージへの恐怖心の対処法、ワークショップ、ショーケース、その他)
・インプロヴィゼイションについて(コード進行上、フリー)
・練習に関して　　・音楽を仕事にするには　　・その他

■CDについて
CD vol.1では、本書で解説する内容をわかりやすく実演。
CD vol.2には、各種エクササイズ(ワークアウト1、ワークアウト2、ヴァンプ&ブルース)を収録。各エクササイズは、ウォーム・アップ、ブレス・コントロール、音域の拡大、正確なピッチ・コントロール、インプロヴィゼイションなどのためにデザインされています。CDと一緒に毎日少しずつ練習を積み重ねていくことで、あなたが歌う際のヴォイス・コントロール、ストレングス、デリカシー、フレキシビリティなどが向上するでしょう。目指すゴールは、あなたが感じたことをすべて歌で表現できるようになることです。

【独学で学んできたヴォーカリストにぴったりの「声」の取扱説明書】

本書“ザ・コンテンポラリー・シンガー”は、ボストン/バークリー音楽大学ヴォーカル学科の必修科目「Elements of Vocal
Technique」で使われているテキストで、ジャズ、ブルース、ラテン、ロック、ポップ、R&Bなどさまざまなスタイルのヴォーカリストに対応します。

ヴォーカリストは自らの身体と声を楽器として使って音楽を表現しますが、そのために必要な知識とトレーニング方法を詳細に解説しています。

ヴォイス・トレーニング用のCDが付属しますので、独学でも実践的なエクササイズやワークアウトができます(もちろん先生とのレッスンでも使用できます)。今回の改訂版では付属CDに56トラックのワークアウトが追加され、初版から現在に至るまでに発展したヴォーカル研究の最新情報も紹介されています。ヴォーカリストが最も知りたい「裏返らない声をつくる」方法が解説された ‘Chapter 5 声区とブレンディング’ も詳細な説明が加筆され、さらに使いやすくなりました。

本来の声を見つけ、磨き上げるために必要な知識とトレーニングのすべてが、この1冊に凝縮されています。

【ザ・コンテンポラリー・シンガーの姉妹版 初心者から上級者までカバー】

ヴォーカル・エクササイズは、自然で力強い声で歌うための鍵となります。コンテンポラリー・シンガーのためのヴォーカル・ワークアウトは、コンテンポラリー・ミュージックを歌うシンガーにとって完全なエクササイズを提供します。あなたが初心者であろうと、経験を積んだプロのシンガーであろうと、すべての声のタイプとレベルに対応したエクササイズが用意されています。

本書では、伝統に基づいたヴォーカル・テクニックを、さらにロック、R&B、ヒップ・ホップ、その他のコンテンポラリー・ミュージックに対応させることによって、あなたのヴォーカル・テクニック、声のパワーやスタミナ、幅広い音域、呼吸による表現力などの要素を鍛えることができます。ウォーム・アップは、歌うための準備です。ワークアウトは、声の強化をはじめとする、歌に必要なすべての要素を鍛えます。伴奏入りの付属CDによって、いつでもどこでもワークアウトを気軽に簡単に行うことができます。

『序文』より
本書は、クラシック(声楽)的ではない、コンテンポラリーなヴォーカル・スタイルに興味があるシンガーを対象としています。本書では、主に息の支え(サポート)、声の出し方、声の強化法について学んでいきます。そして、ある程度経験を積んだシンガーで、さらに声に磨きをかけたいと願う人に向けた内容も用意してあります。このヴォーカル・テクニックのためのワークアウトのすべてを活用することによって、あなたの声のもつ音域、軽快さ、音色、そして総合的な表現力を向上させて歌えるようになるでしょう。
Part 1では、無理のない歌い方についての認識をもう一度改めることによって、あなたのテクニックをしっかりとしたものにするのに役立つ、基本の復習が紹介されています。本書で紹介されている内容の一部、そしてさらに多くの関連内容については、姉妹本であるヴォーカル・テクニック&パフォーマンスのための ザ・コンテンポラリー・シンガーの中で、より深く解説してあります。

【ビバップの語法が身につく12キーの定番練習でジャズ演奏の総合的なスキルアップをめざす】

本書は、ジャズ特有の半音を駆使したビバップのジャズ・ラインを21種類、それぞれ12キーで掲載しています。2〜4小節のジャズ・ラインは毎日のウォームアップに最適で、12キーでの練習によって、運指/苦手なキーの克服/レンジ(音域)の拡大など、演奏力や歌唱力の向上が期待できます。

また、本書はイヤートレーニング教材としても効果的です。付属CDのメロディを採譜することで、ジャズ・サウンドに対する音感トレーニングになります。デイリーエクササイズと合わせて、耳が鍛えられてサウンドに慣れることで、ジャズらしいソロ演奏(歌唱)ができるようになります。

付属CDには、ハイハット/ベース/ピアノの伴奏とヴァイブラフォン(メロディ)による模範演奏が収録されています。最初はメトロノームを使い、CDよりもゆっくりのテンポから練習を演奏を始めてもよいでしょう。また、初めから12キーすべてを練習するのが難しい場合は、少しずつ演奏できるキーを増やしていくようにしましょう。読譜または聴音の経験があるプレイヤーであれば、楽器やヴォーカルなどのパートを問わず使うことができます。
※本書は「ヴォーカリストとすべての楽器奏者のための　21 ビバップ・エクササイズ」の改訂版です