Pass the Baton!【016】ギラ ジルカ (GEILA ZILKHA)

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Pass the Baton! 016は東京より
ギラ ジルカさんのインタビューをお届けいたします!

プロフィール

GEILA ZILKHA

ギラ ジルカ /  Geila Zilkha

イスラエル人の父と日本人の母を持ち、神戸で産まれ育つ。

神戸のインターナショナルスクール卒業後、バークリー音楽大学へ、91年卒業

帰国後関西中心にテレビとラジオの番組に出演。結婚、出産、離婚を経験の後`10年「第11回神戸ジャズ・ヴォーカル・クイーンコンテスト」でグランプリを受賞。同年に自身初となるソロアルバム『all Me』をリリースし、ジャズ専門誌をはじめ一般紙や新聞でも大きく取り上げられた。

その後も、`11年にセカンドアルバム『appearance』、`13年に【SOLO-DUO ギラ・ジルカ&矢幅歩】としてミニアルバム『breathing…』、`13年にサードアルバム『Day Dreaming』をリリース。ジャズにパワー溢れるソウルフルなエッセンスを加えたヴォーカルは聴く人を楽しく癒す。

現在、歌の指導を精神面からリードする「Vocal Workshop Live」を展開中。

CMソングも数々担当。特に話題になったのは2008年ANAのCMで歌った“Fly Me To The Moon”、2016年SUBARUレヴォーグのCMで歌った”Long Train Running“。 

 

ディスコグラフィ

(画像をクリックしていただくとAmazon.co.jpストアをご覧いただけます)

all Me (2010) / SPACE SHOWER MUSIC

all Me

appearance (2011) / SPACE SHOWER MUSIC

appearance

Day Dreaming (2013) / SPACE SHOWER MUSIC

Day Dreaming

ギラ山ジル子project one(2016) / フェアプレイ・レコーズ合同会社

ギラ・ジルカ/ギラ山ジル子project one

ギラ山ジル子project two(2016) / フェアプレイ・レコーズ合同会社

ギラ・ジルカ/ギラ山ジル子project two

breathing – SOLO-DUO  (2013) / SPACE SHOWER MUSIC

breathing

Morning Light – SOLO-DUO  (2016) / SPACE SHOWER MUSIC

Morning Light

Recording Live at NK SOUND TOKYO [CD] (2016)

Recording Live at NK SOUND TOKYO

Recording Live at NK SOUND TOKYO [DVD]

Recording Live at NK SOUND TOKYO [DVD]

ギラ ジルカ  インタビュー

 

  • ジャズを歌い始めたきっかけは何ですか?

 きっかけはバークリー2年目、A.Saxで表現したいと1987にバークリーに入りましたが、 サックス走者にはどうしても自分は向いていないと感じ、それでも表現したい音楽が身体の中に埋めいていました。

1年目が終わる頃、自分の声で表現ができないか?と思い、思い切って2年目から楽器をVOICEに変更しました。そこから歌う事をスタートしました。

バークリーではソロで歌う事は全くなく、当時私の先生だったApril ArabianにVocal Jazz Ensembleのオーディションをするからあなた来なさい!と言われ、当時歌い始めたばっかりの私が戸惑うと、先生が“あなたは楽器をやっていたから譜面が読める。譜面が読めるVocalistが欲しいの。歌はね、絶対に付いてくるから!とりあえず来て歌って!”と背中を押してくれた事が私の本当の意味でのスタートでした。

在学中は他にもVocal SummitやReverence Gospel Choirのオーディションにうかり、参加していました。グループではなく、本格的にソロで初めてジャズを歌ったのは1991年に神戸に戻ってから、ジャズクラブSONEで…でした。 

 

  • ジャズを歌うことのどんなところが好きですか? 

 

中学生の頃に何気なくお店などで流れてスタンダードジャズ(当時ジャズって言葉も知らなかった!)のなんとも言えないムードや、聞いていて落ち着く感覚を知りました。 

後、歌だけでなく、楽器の音色やメロディの美しさを感じ次第に“楽しい”と思い始めました。 

自分が歌うようになり、スイングして歌うスタンダードナンバーの歌詞の内容や楽器とのインタラクションがとにかく楽しくて…。聞いてる方にもその楽しさを伝えたい!と 

思うようになりました。32小節の中にこんなに素敵な内容とメロディが詰まったナンバーを表現できる事に喜びを感じます。 

 

  • 自分の歌の良さはどんなところだと思いますか? 

 

良さ…だといいのですが、VOICEという楽器であること。 

大切にしている事~届く先の耳に心地よく、力強く、印象に残り、そしてその日その時間を共有してくださるオーディエンスが “今日は来てよかった”と思っていただけるライブをお届けしたい!と思っている自分が私の良さであってほしいです。 

 

  • アーティストとして将来の目標や今後の抱負などお聞かせください。 

 

アーティストとして…Vocalistとして…夢はもう叶っているとおもっています。この叶った夢を日々大切にしながら自分の表現ができる場所、残せる作品、そして大好きなミュージシャンと音楽を作る事がこれからも目標であります。

そしていつかMade In Japanで国外にも届けられるようになったらこれは新たな夢が叶った時!またいろいろなプロジェクトにチャレンジしていきたいと思っています。

まだ子育て中なので、ペースはゆっくりですが、いつか国内で長いツアーや海外ツアーもぜひ目標にしていきたいと思っています。 

 

  • エデュケーターとしてはどんなトレーニングを積みましたか? 

 

Voice Training と 歌の練習を切り離して考え、VTでは楽器の練習法~丹田を使うLong Toneを取り入れました。歌の練習は“曲を勉強”するという考え方で、曲のコードチェンジやコードとメロディの関係などを知る事を意識しました。  

 

  • エデュケーターとしての活動で一番大切にしていることは? 

 

大切にしている事は自分の役目として“いいお手伝いをしたい。モチベーションを与えたい”です。あと、アドバイスはしますがダメ出しはしない事です。 

 

  • エデュケーターとしての活動で一番大切にしていることは? 

 

大切にしている事は自分の役目として“いいお手伝いをしたい。モチベーションを与えたい”です。あと、アドバイスはしますがダメ出しはしない事です。 

 

  • 自分のレッスンの良さや、ユニークな点はどんなところですか? 

 

レッスンに必ず笑いがある事!レッスンだけど精神面の話、カウンセリングの要素もあるって事。 

 

  • エデュケーターとして将来の目標や今後の抱負などお聞かせください。 

 

今行っているWORKSHOP LIVEをもっと開催したいです。日本全国で展開したいと 

思っています。本当に楽しい時間です。そしてもしチャンスがあれば本かDVDか…出版してみたいです。 

 

 

  • 最後に、ジャズファンのみなさん、他のシンガー・ボーカリストのみなさん、またはJVAJの活動へのメッセージをお願いします。

 

ジャズはこれからもまだまだ進化していく音楽だと思っています。だからとっても楽しい!

でもどの時代でも人々を勇気づけるソングがあったり、愛とか恋とか別れとか人を恋しく思うソングは変わらず表現され続けられると信じています。

どの時代になっても、何歳になっても、そのメッセージはいつもVocalistのハートを通りそして声となり…その先にいる人に届く。

これからも人に何かがどくような…喜びを表現してまいります!