ジャズボーカリストのスキャット練習に役立つ教則本&アプリ特集 vol.1:Michele Weir


ジャズシンガー、ボーカリストであるからには、もっと自由に、もっと楽しくスキャットしたい!!

 

そんな皆さんに、今日はUCLAの准教授、世界的なジャズエデュケーターであり、私たちのスーパーバイザーもしてくださっているMichele Weir(ミシェル・ウィアー)先生のテキストやiPhone、iPadのアプリをご紹介します。

この記事の最後にはミシェル先生の来日情報も!!
ぜひ最後までお読みください♫

 Michele Weir

Michele Weirさんは、グラミー賞にノミネートされたこともあるPhil Mattson and the P.M. Singersのメンバーとして、またBobby Vintonのピアニストとして輝かしい活動実績があるトップアーティスト。

プロフェッショナルのヴォーカルジャズ・エデュケーターとして米国UCLAの准教授として教鞭をとりながら世界各地でのカンファレンスやワークショップで指導をしておられます。

また、彼女のアレンジは、The Manhattan Transfer、New York Voices、The Swingle Singers、M-Pactらによって演奏され世界中で愛されて来ました。

 

ヴォーカル・インプロヴィゼイション (改訂版)

スキャットで歌うアドリブ練習 改訂版 ヴォーカルインプロヴィゼイション 【模範歌唱/マイナスワンCD付】
(画像をクリックするとAmazonにジャンプします)

こちらの教則本は、国際的にジャズヴォーカルの教育現場で使用されているテキストです。

今年、最新の日本語版が出版されましたが、日本語の表現がブラッシュアップされ、ミシェル先生の意図していることが伝わりやすくなりました。

内容は、すべてのレベルのヴォーカリストのために編集されており、インプロヴィゼイションに必要な理論は、特にていねいに分かりやすく書かれています。

理論を学ぶことで楽器奏者と同じ視点を持つことができるようになり、曲のアナライズやコード進行を聞き分けるときにとても役立ちます。

また練習をサポートする豊富な付属のCDもとても便利です。このCDに参加しているDarmon Meader はNew York Voicesの、Don Shelton はThe Singers Unlimitedやthe Hilosのメンバーとしても有名です。

日本人が苦手意識を感じがちな、英語の持つリズムやシラブルも、この本とCDで繰り返し練習していくことで習得することができます!

こんな悩みを解決してくれます!

  • ジャズの基本的な理論がわからない
  • リズムやグルーヴのことを知りたい
  • 少しでもピアノが弾けたらいいのに・・・
  • メロディーチェンジのコツを知りたい
  • スキャットができるようになるためには、どんな練習をしたらいいか教えて欲しい
  • 楽器の人たちがよく使っている音楽用語がわからない
  • 英語の独特なリズムをどのようにスキャットと結びつければ良いかわからない
  • アーティキュレーションやアクセントがわからず、カッコ悪いスキャットになってしまう
  • シラブルの引き出しを増やしたい
  • スキャットのメロディーのアイディアを増やしたい
  • モチーフを使って展開したい
  • コード進行を聞き取るトレーニングがしたい
  • ピアノが弾けないため一人でも練習できるようにしたい
  • ビバップのジャズランゲージについて知りたい
  • 興味を持ち続けて、創造的でありつづけるためのヒントが欲しい
  • 練習のアイディアの幅を広げたい
  • 指導者としての知識を増やしたい

 

“ScatAbility (スキャッタビリティ)”

iPhon, iPad用のアプリ: iTuneで基本パッケージは無料ダウンロードできます。

*2016.9.7まで、サンプル音源50% offキャンペーン中!!

Scatabilityhttps://itunes.apple.com/us/app/id966549564

ミシェル先生はピアニストとして活動したのち、ヴォーカリストへの道を歩まれました。

ピアノや理論の知識はシンガーにもとても大切、とした上で、さらに時間をかけて繰り返し音楽を聴き、耳を育てることの重要性を強調していらっしゃいました。

Michele先生のメッセージを一部抜粋してご紹介します。

” 私は皆さんに、考えるのではなく歌ってもらうためのツールを長年の間創りたいと思って来ました。私の目から見て、シンガーにスキャットをしてもらう最善の、最短の、いちばん簡単な方法は、ロールモデルとなる歌唱を繰り返し聴き、ジャズランゲージに耳を慣れさせ、伴奏とともに練習する時間を与えることでした。”

“世界中で何百回ものスキャット・ワークショップをしてきたのち、どうしてもスキャットをしたいのであれば、シンプルにスキャットを練習する時間をたくさん必要とすることだと、とてもはっきり思うようになりました。”

“入手可能な多くのヴォーカルインプロヴィゼーションの製品は、コードやスケールなどの理論とハーモニーの分析により重きをおいていますが、このアプリは、もっと完全にオーガニックなやり方をあなたに提供します。ただ聴き、真似をして、音楽に合わせて即興で歌うこと。そしてこのアプリには、自分の歌を録音して聴き直すという機能をおまけでつけました。これも、とっても役に立つ練習です!”

 

使い方はこちらのビデオで紹介されています↓


ミシェル先生がこのアプリを使用してBuenos Aires International Jazz Festival でワークショップをされたときの様子はこちらです↓

 

その他のMichele Weirさんの著書

Jazz Singer’s Handbook

Jazz Singers Handbook

この本には、“The Art of Jazz Singing” と “The Mastery of Jazz Singing”の2つのセクションがあります。

“The Art of Jazz Singing”のセクションでは、アーティストリー(芸術的側面)に重点を置き、リスニングに適した音源や、プロならみんな知っている曲のリスト(日米で少し違いがあるので参考になると思います)や、付属CDにはそのマイナスワン音源, ジャズを歌うときの目標、歌詞の解釈、曲をどのように自分のものにしていくか、メロディーやフレージングのアイディア、スウィングについてなど丁寧に綴られています。

“The Mastery of Jazz Singing”のセクションでは、マスタリー(技術的側面)に重点を置き、新曲をどのように学べばよいか、キーの決め方、フィールやテンポについて、リスニングの方法、練習について、譜面お書き方、イントロやエンディングなどちょっとしたアレンジの創り方、ギグ・ブック(ライブで歌える自分のレパートリーブック)の作り方、リズムセクションとのリハーサルやシット・イン、リズムやグルーヴについて、ハーモニック・セオリー(ジャズの音楽理論)を学ぶ、楽譜製作に役立つソフトや更なるステップアップに役立つ教則本のリストやミュージシャン用語解説などもあり、とても親切なガイドブックです。

 

Jazz Piano Handbook

Jazz Piano Handbook: Essential Jazz Piano Skills for All Musicians

シンガーにとって必要なピアノのスキルをとてもわかりやすく解説してあります。

チャプターに沿って練習していくと、徐々にコードやヴォイシングのスキルが伸びていくのがわかり、楽しみながら学べることを大切になさっている彼女ならではの一冊です。

豊富な例や練習曲が収録されており、ゼロから取り組む方にもぴったりです。

 

ミシェル・ウィアー(Michele Weir) 来日ワークショップ2016!

今年、日本で初めてミシェル先生の公式ワークショップが開催されるそうです!!!
(注:こちらはJVAJ主催ではありませんが、とても貴重な機会なのでぜひ多くの方にご参加いただきたく、情報をシェアいたします!)

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(画像をクリックすると主催者様の詳細ページにジャンプします)

東京・大阪とも、プライベートレッスンはすでに満席とのことですが、10/11,13,14のワークショップにはまだ枠があるそうです。

お申し込みは9/9が締め切りです。

ミシェル先生に会えるチャンスをどうかお見逃しなく!!

アプリとテキストを手に入れて、ぜひこの素晴らしい機会を思いっきり楽しんでください😊

申し込み・お問い合わせはinfo@jazzvocalist.jpまでお願いいたします。