東かおる&フィリップ・ストレンジ (Phillip Strange) によるレコーディングワークショップ in OSAKA 2018 hosted by Jazz Vocal Alliance Japan
こんにちは!ジャズヴォーカルアライアンスジャパンの林トモコです!
2018年9月1日(土)にヴォーカリストの東かおるさん、ピアニストのフィリップ・ストレンジ (Phillip Strange) さんによるレコーディングワークショップを開催いたしましたのでレポートします。
イベント詳細はこちらからご覧いただけます。
https://jazzvocalalliance.com/kaoru-azuma_phillip-strange/
参加者は満席でウェイティングが出るほどの人気のワークショップでした!
ライブは行なっているけど録音の経験はまだ、という方、数か月後にレコーディングを控えている方、すでに何度かレコーディングを経験されている方までご参加いただきました。
フィリップさんとかおるさんが用意してくださった資料には「レコーディングに必要な準備」「テクニカルなこと」「CDの流通について」など、普段聞けないような内容がぎっしり!詰まっていました。
お二人とも「レコーディングする時、ヴォーカリストは何をどのくらい用意して臨めばいいか」ということを惜しみなく教えてくださったと思います。
皆さん一心にメモを取ったりしてワークショップに臨まれていました。
レクチャー:レコーディング前の準備は何が必要か?
まずはピアノとヴォーカルブースのあるスタジオからスタート!
フィリップさんとかおるさんが作ってくださった資料を元にレクチャーをお聞きしました。
事前準備について、体のケアや声のケア、テクニックなど、「ここまで必要なのか!ここまでこだわるのか!」と皆さんびっくりされたのではないでしょうか?
レコーディングは準備が命なんですね・・・。
かおるさんにはご自身の経験から、普段は聞けないようなここだけの話や、ヴォーカリストならではのお話もしていただきました。
本来なら、レコーディングの経験を重ねて失敗もしながら学んでいくようなことを事前に教えてもらえるのは本当に貴重です。
ヴォーカルブースでの体験
ヴォーカルブースに入って、かおるさんが立ち位置や注意事項など色々と教えてくださいました。
普段、ライブでハンドマイクを使っている方も多いと思いますが、レコーディングの時は写真のようなマイクです。
誰でも環境に慣れるまで少し時間がかかります。
また、ライブより長丁場になるので、普段と違う集中力と体力が必要になります。
デモンストレーションとエンジニアさんの作業
次はかおるさんとフィリップさんのお2人で実際にデモンストレーションを行ってくださいました。
そして、エンジニアはフィリップさんが信頼を寄せている春日さんにお願いして来ていただきました。テクノロジーできること、できないこと、どういう作業を行っているのか、など、モニタを見ながら詳しく教えていただきました。
実際、編集作業を行っているところや編集前、編集後の違いなども見せて聴かせていただきました。
聴いて、違いがわかるかわからないか、というくらいの所を細かく調整されていました。
実際にレコーディングを体験!
最後は実際に参加者の皆さんにレコーディング体験をしていただきました。
自分の細かな息づかいまで聴こえるスピーカーからピアノと声が聴こえてきます。
普段、自分の声をここまでシビアに聴ける環境というはなかなかないと思います。
ライブ経験がたくさんある人も、レコーディングの環境だと緊張されていたようです。ちょっとした口の中や唇の音まで聴こえる環境なので、ヴォーカルのテクニックや細かな発音がとてもはっきりわかります。レコーディングすることでご自身の課題も見えてきたのではないでしょうか?
録音のあとは、レコーディングが終わったあとはどうするか、というプロモーションや流通のお話をしていただきました。
午後3時間かけて、事前準備からレコーディング後まで、という大変濃いワークショップになりました。
今後、レコーディングにチャレンジされる方のお役に立てば幸いです!
レコーディングワークショップのまとめ
実際、レコーディングスタジオとコントロールルームをお借りして、エンジニアさんにも来ていただいて、というワークショップはJVAJでも初めての試みでした。
予想がつかないドキドキ感がありましたが、本当に内容の濃いワークショップで、あっという間でした。
ご参加、ご聴講いただいた皆様ありがとうございました。
大変貴重なワークショップをしていただいた東かおるさん、フィリップ・ストレンジさん、エンジニアの春日さん、スタジオのスタッフの皆様、本当にありがとうございました!