先日、ニューヨークを拠点に世界中で活躍なさっているジャズボーカリスト、エデュケーターのジェイ・クレイトンさんのインタビューがリリースされました。
記事はこちらの写真をクリック!
インタビューの中でジェイさんの著書についてもお伺いしているのですが、
日本語で読めるジャズボーカルの教則本の中でも、テクニーク、選曲の仕方、練習方法、ライブの準備、音楽ビジネスのことといった幅広い内容を網羅している本って少ないですよね。
というわけで・・・
今日はジェイさんの著書 “Sing Your Story” をレビューします。
素晴らしい本を日本語で出版してくださっているATN社さまに心から感謝いたします!!
ジェイ・クレイトン:シング・ユア・ストーリー
こちらの教材は書籍購入サービスのご案内ページでも販売しております。有料会員にご登録いただくと特別価格でご購入いただけます。
この本はこんな悩みを解決してくれます!
・たくさんあるスタンダードの中からどのように自分にあった曲を選べばよいか
・自分に合うキーの探し方
・転調の仕方や譜面の書き方
・自分のレパートリーブックの作り方
・ジャズの現場に出かけよう!
・演奏前のバンドへの説明の仕方
・イントロやエンディングについて
・カウントの仕方
・パフォーマンスについて
・ステージ不安の対処法
・ワークショップやショーケースについて
・インプロヴィゼーションについて
・マイナスワン(伴奏)を用いたスキャットの練習方法
・フリー・インプロヴィゼーションについて
・効果的な練習の方法
・練習メニューの考え方
・自分の練習を客観的にチェックする方法
・音楽ビジネスについて
・プロモーションの準備と方法
・演奏の仕事の探し方
・メーリングリストやプレスリリースについて
・ギグの準備、セットリストの考え方
・リハーサル、サウンドチェック
目指すゴールは、自分が感じたことをすべて歌で表現できるようになること
レパートリーが増え、セッションやライブを重ねていく中、誰でも悩んだりふと立ち止まるときがあると思います。
“自分の音楽で伝えたいことは何だろう”
“この曲は自分の心と本当に深いところで結びついているだろうか?”
“この曲の持っている美しさやメッセージを自分はしっかりと伝えられているだろうか?”
“自分の表現したい芸術はそこにあるだろうか?”
“もっともっと自由にインプロヴァイズできるようになりたい”
“自分らしさって、どういうことだろう”
そんなとき、ぜひこの本に戻って、もう一度開いてみてください。
読んだことがある文章を読んでも、同じヴァンプを歌っても、ビギナーの頃とそれから少し経験を積んだ今の自分とでは得られるものが違ってきます!
読み返しながら、”これはできるようになっているな”、”次はこれをもう少しやってみよう”、”この部分は自分のやり方のほうがあっているな”、などと客観的に考えてみると、自分の達成度も見えて来たりします。
自分の課題が見えたらそのページだけコピーをして練習ルームに貼っておいたり、付箋をつけていつでも見られるようにしておくのもいいアイディアですね!
この本はもちろん歌い始めの方にもぴったりですが、長い目で見ても、活動していく上でのメルクマールなってくれる一冊と言えるでしょう!
日本語版には、特別に、別売されているジェイ・クレイトンさんの練習用CD2枚が1枚に収めて添付されているとのことです。
Jayさんも「日本人の生徒さんには日本語版の方がお買い得」と仰っているそう。
ぜひ、日本語版をお手に取ってみてくださいね!
Let’s listen!!
それでは最後に、ジェイさん&キャシーさんのライブ音源
“It Could Happen To Me”をどうぞお楽しみください♫