ワールドクラスのジャズシンガー、アーティストをご紹介するインタビュー。12回目はニューヨークを拠点に世界で活躍するヴォーカリスト、ロバータ・ガンバリーニさんのインタビューをお届けいたします!
ロバータ・ガンバリーニ: インタビュー
-
こんにちは、ロバータさん!! 5月の来日をとても楽しみにしています!来日を前に、どんなお気持ちですか?
もうすぐ日本を訪れるのをとっても楽しみにしています!日本は私にとって特別な国なんです。
-
日本にお越しくださること、このようにロバータさんと出会い学べる機会をいただけること、本当に有難うございます!私たちも皆、とても楽しみにしています!日本へのオマージュ、という副題のついたアルバム(Shadow of your smile)なども過去に発表されていますね。ロバータさんと日本のご縁はどのようにして繋がったのですか?
-
ロバータさんにとっての音楽的アイドル、憧れのミュージシャンは誰ですか?お気に入りのミュージシャンを教えてください。エラ、サラ、カーメンらが入ってくるのでしょうか?(2019年4月発表の新譜はエラ、サラ、カーメンに捧げた作品)
-
ジャズを歌うことの中で一番好きなのはどんなところですか?ご自身のジャズシンガーとしての長所はどんなところだと思いますか?
-
ジャズシンガーとしてご自分の音楽の中でもっとも大切にしているのはどのようなことですか?
-
新譜のレコーディングプロジェクトについてはいかがですか?“Roberta Gambarini honors Ella, Sarah & Carmen/Dedications”の発表をとても楽しみにしています。レコーディングでの経験をシェアしていただけますか?
-
指導者として教え始めたのはどういった経緯でしたか?教えることのどこが好きですか?指導者として最も気をつけていることは?そして目標は?
-
自らをクリエイティブに保ち、周りの人に多くのことを与え続けるためのコツを教えてください。
私をクリエイティブでいさせてくれるのは、オーディエンスや生徒、そしてジャズの巨匠たちから常に学び続けることで得るインスピレーションです。
-
最後に、日本のシンガーやミュージシャン、ジャズファンへのメッセージもお願いします。
ロバータさんの来日をとても楽しみにしています!インタビューへのご協力、どうも有難うございました。
5/9(木) JVAJ主催のRoberta Gambarini Masterclass in Tokyo 2019 開講!是非ご参加ください。
Roberta Gambarini(ロバータ・ガンバリーニ) – バイオグラフィー
イタリアのトリノでジャズ好きの両親の間に生まれ、幼少より父親が集めていたジャズのレコードを聴いて育った。初期にはルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルドの影響を受け、次第に、サラ・ヴォーン、ビリー・ホリデー、カーメン・マクレエ、そしてゴスペルやブルースのアーティストであるマヘリア・ジャクソンやベッシー・スミスらも聴くようになった。
12歳頃からクラリネットを始めるが、次第に美しいアルトヴォイスと歌の才能が開花し、17歳になる頃にはミラノに出てジャズ・クラブ等に出演。国営放送のコンテストで3位になり活動の場を広げていった。1998年に奨学金を得て渡米、ボストンのニューイングランド音楽院に留学、渡米してからわずか2週間という時期でありながら栄誉あるセロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・コンペティションでテリー・ソーントン、ジェーン・モンハイトについで3位に輝き、この結果から彼女の歌に注目が集まり、エラ、サラ、カーメンの再来と称されるようになった。素晴らしいミュージシャン達に共演を求められ、世界的に有名なカーネギー・ホール、ケネディー・センター、ハリウッド・ボウル、ジャズ・アット・リンカーンセンター、などでのコンサートで演奏を重ねていった。
2004年からジェームス・ムーディらとディズィ・ガレスピ・オールスター・ビグバンドとのツアーを行い、2005年にデビュー・アルバム『 Easy to Love』を発表、グラミー賞にノミネートされ、日本でもスイング・ジャーナル誌のジャズ・デイスク大賞を受賞。 2004年Blue Note出演、2006年富士通コンコード・ジャズ・フェステイバルで来日。2007年2作目となるハンク・ジョーンズと組んだ『Lush Life』も高い評価を得た。2009年の『So in Love』で再びグラミー賞にノミネートされており、その後もジミー・ヒースの作品集Connecting Spiritを発表するなど活躍し続けている。
2019年4月『ロバータ・ガンバリーニ/デディケーションズ~エラ、サラ、カーメンに捧ぐ』をリリース予定。